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2023.11.09

『Lots of cup soup 』スープで温まる丁寧な暮らし

スープで温まる丁寧な暮らし

残暑が長く厳しかった夏がようやく終わり、食欲の秋を楽しむ季節となりました。
夏の暑さで疲れたスローペースな身体を癒し、整え、そして、ほっと心まで温まるスープの季節が到来です。
スープは奥深い。ポタージュ、ポトフ、みそ汁、すまし汁など、その一杯が命を支えるものとして、食材に誠意をもって丁寧に作り上げるスープレシピのみを紹介するレシピ本もあるほど。
今度の休日には身体とこころに栄養を。美味しいスープ時間を楽しみませんか。

 

旬の野菜とべジブロスをつかったスープのレシピを紹介

SHUNNO KITCHENを主宰する二部桜子さんは食を通じて、美味しさ、喜び、四季を伝える「やさい料理家」です。
資源の浪費をなくしてゴミを出さないゼロウェイストに取り組み循環型農業のサイクルの中で循環型クッキングを実践。
季節ごとに旬のものを食べる、そんな地球に寄り添った暮らしのお手伝いをモットーに心と身体、地球にやさしい食をプロデュースされています。

そして、今回ご紹介いただくのは循環型クッキングに不可欠なべジブロスを使ったメニューです。
コレックスがこの時期におすすめするスープマグから2種を選び、べジブロスと旬の野菜を使った美味しいスープレシピを2種ご紹介いただきます。

ローストバターナッツかぼちゃのスープ

材料(4人分)
バターナッツかぼちゃ 600g
人参 中サイズ2本
玉ねぎ 中サイズ1個
べジブロス 300ml
生クリーム 100ml
牛乳 100ml
オリーブオイル 大さじ2
塩 小さじ1
お好みで、パンプキンシード、フレッシュセージ、コショウ

作り方
バターナッツかぼちゃを半分にカットし種をとる(皮はむかない)。
人参を1/4にカット、玉ねぎは1/8にカット。
オーブンを予熱180度で準備。
バターナッツかぼちゃと人参と玉ねぎをオリーブオイル大さじ2と適量の塩を振り馴染ませる。
オーブンが温まったら、バターナッツかぼちゃはカット面を下にして並べ、人参と玉ねぎと共に30分焼く。
焼けた茶色い部分がコクとなるので、焦げ目がつくまで10分毎様子を見ながら焼き時間を足していく。
火が通り焦げ目もついたら、フードプロセッサーへ。
べジブロス、生クリーム、牛乳、塩小さじ1を加え滑らかになるまで混ぜて完成。
お気に入りのスープカップにそそいだらお好みでパンプキンシード、コショウ、生クリーム、セージを飾る。
 


SAKUZAN 作山窯 Saraスープカップ ¥2,090(税込)

こっくりとした甘さのバターナッツかぼちゃスープで使ったスープカップは岐阜県土岐市の作山窯のSAKUZAN。
美濃焼の伝統技に現在のトレンドをおりまぜたSaraシリーズのスープカップは、マットな釉薬がさらりとした肌ざわりで優しく、ほっと温かさが感じられます。
シンプルながらもスタイリッシュなかたちで食卓をおしゃれな雰囲気に。
たっぷりと入るのでブイヤベースのような具沢山スープやリゾット、朝食のシリアルなど幅広くお使いいただけます。
 

豆とキヌアのミネストローネ

材料 (4人分)
玉ねぎ 中1/2
人参 中1/2
じゃがいも 中1/2
トマト缶  1/2缶 200g(1缶400g)
煮豆 80g※1
べジブロス 600㎖
塩 小さじ3/4
オリーブオイル 適量
バジル 数枚
キヌア 適量(1/2カップ)
水 1カップ※2

※1 お好みの乾燥豆、レンズ豆・インゲン豆・ひよこ豆などを1晩浸水後、20~30分お好みの硬さになるまで煮る。
芯が残る程度がお勧め。時間がないときは缶などのミックスビーンズを代用しても可能です。

※2 キヌアを軽く洗い、鍋にキヌアと倍量の水を入れ強火に、沸騰したら弱火にして10分。
加えて10分蒸らす。残ったキヌアは冷蔵保存してサラダのトッピングなどに使用すると良いです。

作り方
野菜をさいの目にカットし適量のオリーブオイルで炒める。
玉ねぎにしっかり焦げ目がついて水分が飛んだらトマト缶を入れ(カットトマトはそのまま。ホールトマトは手で崩して。)煮込みはじめます。
野菜がくたくたになってきたらべジブロス、煮豆、塩を入れて蓋をして20分。味見をしてコクが足りない場合は、砂糖を小さじ1〜2足して、蓋を少しずらして更に10分煮込む。
スープカップにそそいだらキヌアを適量ちらし、トマトの美味しさを引き出すバジルで彩りと香りを添える。
 

【児玉修治】ストレートカップW ¥4,950(税込)

真っすぐに切り立ち洗練されたフォルム。
スタイリッシュでありながら、丁寧な仕上げ、独自の釉薬が織りなし落ち着きのある佇まい。
外側は描くように刷毛で釉薬を重ねたマットな仕上げ、内側は釉掛けした艶で内と外のコントラストが美しい。
持った時に驚くほどの軽さ、色が移らないよう考えられた内側の釉薬、日々使うことをきちんと考えられていることも嬉しい。
また、奥行きのある色合いは野菜本来が持つ色を引き立てます。


 

美味しい野菜くずで作るべジブロス

材料
べジブロス(野菜くず) 両手いっぱい~いっぱい半
水 1ℓ
できるだけ減農薬、無農薬、家庭菜園などの安心できる野菜を使う。
普段は捨てる皮、根、種、端の部分を取っておく。一気には用意できないので冷凍して溜めておく。(玉ねぎの皮の苦みなども良いアクセントですが、煮込んで甘い野菜は甘味を、旨味のある野菜は旨味が野菜くずからも出ます。組み合わせる種類により、味、色も変わるので毎回楽しめます。)

作り方
野菜くずを入れた鍋に水を入れる。
沸騰したら中弱火にしてあくを取らずに20分。
ザルで濾した後に2-30分不純物が沈殿するまで放置。
不純物が気になる場合はコーヒーフィルターで濾すか、沈殿物以外の上澄みのみ使用。
スープの他には、ご飯を炊いたり、お味噌汁やカレーなどにも使うと甘味や旨味が出て美味しくなります。
一気に作って冷蔵・冷凍保管しておくと便利です。
 

休日のスープブランチ

休日にはべジブロス作りから始めるスープを楽しみませんか。
家で家族とゆっくり食事をとったり、友人たちを招いたり。
栄養満点のスープを主役にした「おもてなしブランチ」。
美味しいスープはこころにも身体にも染み渡りみんなを笑顔に。

二部さんにローストバターナッツかぼちゃスープを主役に、ブランチメニューを作っていただきました。
スープマグと同じSAKUZANシリーズの定番カラー、ホワイトとグレーの器を使ってテーブルコーディネート。
スープの他には鹿肉のボロネーゼ、シトラスサラダ、グラノーラヨーグルトボウルをチョイス。
マットな質感のホワイトとグレーの器は、フルーツの色やハーブのグリーンも引き立ちます。
また、爽やかなハーブに柑橘の香りをプラスしたハーブウォーターは美味しい上にテーブルも華やぎます。
 

SAKUZAN 作山窯 SaraオーバルプレートM ¥2,420(税込)

SAKUZAN 作山窯 Sara ライスボール ¥1,760(税込)

【zoomer+/ズーマープラス】Carafe gizagiza ¥11,550(税込)WEB・代官山店限定
木村硝子 グラス ベッロM ¥2,310(税込)  店舗限定

 

SHUNNO KITCHENに学ぶこころ豊かな暮らし

休日は自分とそして自然と向き合って、心と体と地球にご褒美を!

いつもは忙しい平日のスイッチを切り替えて、週末こそ自分時間を楽しんでこころ豊かに、自分だけではなく、地球にも優しいベジブロスにチャレンジ。
いつもと違うメニューに、いつもと違うテーブルコーディネート、気の合う友人を招いて食卓を囲む、そんな贅沢な時間を過ごしませんか?

循環型クッキングを実行され、器のセレクトとスタイリングにもファンの多い二部さんに今の活動を始められたきっかけなどを伺いました。

―旬にこだわった野菜料理や今の活動の源はどこから?

野菜の造形の可愛さや美味しさをみんなに伝えたい!というのが私の原動力。顔の見える生産者さんから譲り受けた美味しい野菜は余すことなく全て頂きたいという思いから始めたベジブロス作り。
美味しい野菜を使えばちょっとした一手間で野菜はもっと美味しくなる!野菜のポテンシャルを最大限に引き出してみんなに届けたいと思っています。使い終わったベジブロスの出汁がらは畑に戻して堆肥として活用してもらっています。

「母がナチュラリストの走りみたいな人だったことと、10代20代をアメリカで過ごしたこともあって、環境問題に対する意識は高い方でした。
食に関わるようになって初めて受けた大きなケータリングの仕事で大量のプラゴミを出して、これはダメだと思いそこから段階的なプラスチックフリーを目標にしてきました。
食に関わる人間として、今まで自分の中で完結していた環境問題に対する取り組みも、SHUNNO KITCHENを通じて共有するようになりました」

―料理が魅力的に見える器選びやテーブルコーディネートのポイントは?


器を選ぶ際に大切にしていることはアースカラーを中心に自然界にある色でまとめる、質感を合わせる、この二つさえ守っていると、どう組み合わせても自然と調和してくれます。
あとは自分の好きを信じることかな?好き!と思ったものはこれも出会いだから!って言い訳をしてつい買ってしまう。。。

自分の‘好き’を信じて、とは心強く嬉しいお言葉。二つの守ることも参考になります。
ほっと心まで温まるスープの季節をSHUNNO KITCHENのスープレシピでお楽しみください。

二部桜子  SAKURAKO NIBE 

建築家の父、挿花家の母のもと、東京都渋谷区に生まれる。
自然の中で子供を育てたいと両親が考え幼少期に八王子に移住。
100坪の畑で両親が育てた無農薬野菜を食べ、自然の中でのびのび育つ。
高校卒業後NEW YORKに留学、BFAを修得。
大学卒業後はアパレル業界でバイヤーやディレクターを経て独立。

SHUNNO KITCHEN:https://shunnokitchen.com/

Instagram:https://www.instagram.com/shunnokitchen/